#785 メモを取る


canon F-1n / FD50mm / Lomography color negative 400 / 2017AUG

思い通りに撮影できる時もあれば、そうでない時もあります。

そういうときは自分の技術不足や機転が利かない様に情けなくなり、心から二度とこんな失敗はしたくないと思います。

といっても、そう思うだけでは次回もまた同じ失敗を繰り返す可能性が高いので、その失敗の状況をなるだけ客観的に観察して検証して、改善点がないかどうか振り返るようにしています。なので、撮影の合間の空き時間や帰宅してから、カメラの設定や現場の状況や思ったこと感じたことをメモ書きします。

成長スピードは遅くとも、一歩一歩着実にレベルを上げていきたい、そう思ってます。

#783 笑う門には福来る


canon F-1n / FD50mm / Lomography color negative400 / 2017AUG

去る8月29日、今とても話題のロバート秋山さんプレゼンツ「福岡クリエーターズ・ファイル祭」に妻と一緒に日帰りで行ってきました。僕も好きなんですが、それ以上に妻が秋山さんの大ファンなんです。

ちょうどこの日は、昼と夕方と2回もクリエーターに扮した秋山さん本人が会場に登場されるということで、僕達は会場の福岡パルコにほぼ終日滞在していました。

入場料はなんと格安の500円!撮影に使用されたセットや小物はもちろん、クリエーターと一緒に写真を写せるブースや、展示会でしか観られない映像作品などなど、面白くて楽しすぎて時間が過ぎるのも忘れるくらいでした。

展示物はもちろん、クリエーターのパフォーマンスも写真撮影OKということで、みなさんスマホでパシャパシャしていました。そんな中、僕はあえてフィルムカメラと写るんですで撮影させてもらいました。

この写真は、秋山さんはSHU-ZOというダンサーに扮して、キレよく回転しながらダンスしていたのですが、こんなにもきれいに写し取ることができました。ピントは手動で合わせていたのですが、こんなにもきれいに写すことができて、手動でのピント合わせに少しだけ自信を持てました。

フィルムカメラは枚数もISO感度の設定も限られているので、その分、撮影にかなり集中力を要するのですが、そのおかげかこんな決定的瞬間を持ち帰ることが出来ました。

クリエーターズ・ファイルかなりオススメです!上杉みちくんやYOKO FUCHIGAMIが特にオススメです!

#780 言葉のちからシリーズ02


canon F-1n  / FD50mm / Lomography color negative 400 / 2017AUG

又吉直樹著「火花」(文藝春秋)より引用

(中略)

神谷さんの頭上には泰然と三日月がある。その美しさは平凡な奇跡だ。ただ神谷さんはここにいる。存在している。心臓は動いていて、呼吸をしていて、ここにいる。神谷さんはやかましいほどに全身全霊で生きている。生きている限り、バッドエンドはない。僕達はまだ途中だ。これから続きをやるのだ。

言わずと知れた有名な作品。

ドラマ「火花」の視聴が先で、その後に原作を読みました。実写ドラマの評価には賛否両論あるようですが、僕はとても好きです。キャスティングが素晴らしく、映し出される東京の街並み、空気感、時代感、そして、若者の抱える様々な事柄が瑞々しく写し出されていて、なんだか自分自身の半生のリバイバルのような、誰しも多感な時期に抱いた感情が所々に散りばめられており、若者の人生の素晴らしさと愚かさを共に称えている、素晴らしい作品だと思いました。他にも好きな文章があるので、次回記したいと思います。

#776 言葉ひとつ


canon F-1n / FD50mm / Lomography color negative 400 / 2017AUG

ふとした時にいつも感じることがあるのですが、人間の感情ってすごく不思議なものだということ。

それは、言葉ひとつで、元気になったり、前に進む力を与えられたり。

逆に、言葉ひとつで、どうしようもなく途方に暮れてしまったり、怒りが爆発してしまったり。

一個人の限られた範囲ではありますが、日々生活する中で見聞きする言葉や文章の中から、これは素敵だなぁと思う言葉や文章をノートに書き留めるようにしています。

不定期になると思うのですが、備忘録としてこのブログで、感銘を受けたり共感したり、心に響いた言葉や文章を写真と共に記していきたいと思います。

#772 ロビンソン


canon F-1n / FD50mm / Lomography color negative400 / 2017JUL

世の中的にはもはや懐メロと認識されるのかもしれませんが、90年代後半の音楽は今も褪せることなく生活に潤いを与えてくれます。

中学生のころ、夜9時くらいからのNHKラジオの音楽番組を聞いていたのですが、そこで好きなバンドの曲や新曲情報、ゲストトークなど聞いたりしていました。もちろんインターネットなんてまだ普及すらしていなかったので、情報源はテレビ、ラジオ、雑誌。あの時はそれで十分と言えば十分でしたよね。

多分ラジオからだったと思うのですが、スピッツの「ロビンソン」を、それもイントロを初めて耳にした時のあの衝撃は忘れられないです。

そして、ジャケットの写真が最高です。もちろん、フィルムでの撮影。やろうと思えばなんでも加工できてしまうデジタル写真とは違い、その場の光をきちんと読み、撮影時でベストを尽くす、その当たり前を当たり前に仕事してきた先人たちの偉大さに感服です。

今週末は2日間続けて撮影のお仕事を頂いています。土曜日は結婚式、日曜日は家族写真。将来見返したときにも思わず笑みがこぼれてしまうような、喜んで頂けるような写真をがんばって撮影してきたいと思います。

#757 ひと足早い読書の夏


canon F-1n / FD50mm / Lomography color negative100 / 2017JUL

図書館でたまたま目に付いて借りてきた、1999年公開の是枝裕和監督の「ワンダフルライフ」の文庫本を読んでいます。

『人は亡くなると、天国の入口でこう言われます。「あなたの人生の中から大切な思い出をひとつだけ選んで下さい」天国に行くまでの7日間で、死者たちは人生最良の思い出を選択するように迫られ、それを職員が再現して映画に撮影し、最終日には上映会が開かれるのである。そこで死者たちは改めて自分の一生を振り返る。懐かしさにひたり、後悔したり、思い悩んだ末に彼らが選んだ思い出は・・・』

裏表紙のあらすじにはこんな風に書かれています。

表紙と口絵の写真がとてもすばらしく、思わずずっと眺めてしまうのですが、デヴィッド・ボウイを撮影したことで著名な鋤田正義氏が撮影したものでした。

物語は淡々と進む印象ですが、今生きていることを改めて振り返る機会を与えてくれます。まだ読み終えていませんが、仮にどんな人生でもあっても人間の生を肯定してくれる温かくて優しい物語だと思います。

今度DVD借りてきてゆっくりと観たいと思います。